コラム
【2025年1月号】特技のデジタルイラストを生かして、市のPR活動に貢献!
- #地域おこし協力隊Café
掲載号:2025年1月号
都会に住む人が課題を抱える市町村に移住し、才能や能力を発揮する地域おこし協力隊。今回は、イラストを通じた地域の魅力発信に取り組む芦別市の隊員を紹介します。
広島県広島市出身
岩崎 佳奈美さん
新婚旅行で北海道を周遊した際に、空知地方の豊かな自然が二人とも気に入って、「いつか北海道に住みたいね」という話をしていました。3年前に東京で開催された全国を対象とした移住フェアに参加した時に、芦別市の職員の方から声をかけていただいて、星がとてもきれいなまちだと教えていただいたので、早速、夫婦で芦別市を訪れて、夜空に広がる満天の星を眺めた時には、このまちに移住をしようと決めていました。
地域おこし協力隊のお話を聞いたのも移住フェアに参加した時です。芦別市の条件が自分の特技を生かして地域おこしをするフリーミッション型で、副業も可能とのことだったので、特技のデジタルイラストを生かして芦別市をPRしたいと思い、芦別市を訪れた際に見た美しい風景のイラストを同封して応募し、2022年3月に採用されました。
フリーミッション型はゼロから自分で考えて活動するので、着任直後は市内を車で駆け回り、私が感じた芦別市の美しい風景をイラストにしてSNS上で公開しました。そして4カ月後の7月には、SNS以外でも魅力を伝えたいと考えて、イラスト集「あしべつぐらし」をフリーペーパーとして発行しました。冊子の制作から配布場所の選定まで自分ひとりで行ったため、とても大変な作業でしたが、多くの反響をいただき、2024年3月には2冊目を発行することができました。その間にも観光PRポスターや、移住フェアなどで使用するクリアファイル、婚姻届など、私のイラストが幅広く活用されるようになって、とてもうれしく感じています。現在は芦別市に家を購入し、駅前に「ぽっけ」というイラストの店をオープンしました。これからも、芦別市に根付いた活動で地域の魅力を発信していきたいと思います。
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