FEATURE 特集
子どもと子育てにやさしい社会づくりを進めています。
道では、希望する誰もが安心して子どもを生み育てることができるよう、結婚から妊娠・出産、子育て全般にわたり、ライフステージに応じた切れ目のない支援を進めています。
未来のために進める子ども応援社会の取り組み
北海道では、全国を上回る早さで少子化が進行しています。2022年の合計特殊出生率※は、全国で1.26、北海道は47都道府県別で45位の1.12となり、過去最低を更新しました。
北海道の少子化は、未婚化・晩婚化の進行のほか、仕事や子育ての負担感、経済面での不安など、さまざまな要因が考えられます。
少子化の進行は、子どもの自主性や社会性が育ちにくくなることや、生産年齢人口の減少などによる経済や地域社会の活力が低下することなど、本道の将来に広く深刻な影響を与えることが懸念されます。
道では、安心して子どもを生み育てることができ、子どもが健やかに成長していける「子ども応援社会」の実現に向けて、社会全体で子ども・子育て施策に取り組んでいきます。
※合計特殊出生率…1人の女性が生涯に生むと仮定したときの子どもの数
情報発信
ポータルサイト「ハグクム」
北海道で安心して子どもを生み育てることができるよう、市町村や企業などと連携し、結婚・妊娠・出産・子育てに関する総合ポータルサイト「ハグクム」による情報発信をしています。
気運醸成
こどもまんなか応援サポーター
こども家庭庁の取り組みで、子どもや子育て中の方々を応援する個人、企業、自治体などがサポーターとなり、それぞれの取り組みをSNSなどで発信していくプロジェクトです。登録は不要で、SNSに「#こどもまんなかやってみた」を付けて発信するだけでサポーターとなります。
こどもファスト・トラック
子ども・子育てにやさしい社会づくりを目指し、妊娠中の方や子ども連れの方に配慮を行う取り組みです。すべての道立施設で施設の状況に応じ、窓口での優先案内や優先駐車場、授乳室などを設置しています。詳しくは道のウェブサイトでご確認ください。
相談窓口
にんしんSOSほっかいどうサポートセンター
予期しない妊娠などにより悩みや不安を抱えた方々が、安心して相談できる窓口を開設しています。
女性の健康サポートセンター
女性のライフサイクルに応じたさまざまな悩みや不安について、26カ所の道立保健所で相談に対応しています。
北海道ヤングケアラー相談サポートセンター
大人に代わって家事や家族のケアを担う子ども(ヤングケアラー)は、その負担が大きいと学業などに支障が出る場合があります。道では、ヤングケアラーやその家族などの相談窓口「北海道ヤングケアラー相談サポートセンター」を設置するなど支援に取り組んでいます。
意見募集
小中高生の意見募集(パブリックコメント)
医療、健康、食、観光など、さまざまな取り組みに関する計画を策定・改訂するため、道民の皆さんの意見をお聞きする「パブリックコメント」を実施しています。皆さんの声を反映しながら進めていく計画なので、小学生、中学生、高校生の皆さんの声をお待ちしています。各計画の素案について「こうしたらいいと思う」「もっとこうしてほしい」など、率直な声をお聞かせください。